〜Special Thanks〜
まさ
・ランクバトルと2つの海外BO3大会で本構築使用
・最強記事テク伝授
予選前にきつい構築に対しての答え合わせと、練度を上げるフレ戦に何度も付き合ってくれた仲間
S33と7ヶ月に渡るGSルールお疲れ様でした!
今回は僕が0から構築を作り始め最終的な結論に辿り着き、S33ダブルでレート1943、最終15位を達成した構築についての記事を書きました!
【構築】
【構築実績】
じぇむ (@poke__another) / Twitter
S33 レート1943 最終15位
4月度S29最終59位(ライチュウver.)
S30最終63位
S31最終72位
S32最終60位 最終87位
2022/6/18開催
てるるんチャレンジ#13 5-2予選抜け
S31最終93位 (ラスト数戦)
2022/7/2開催
Victory Road World Cup Open(BO3)
7-2予選抜け Top Cut ベスト16
2022/7/1〜
蓝宝石(@ChinaSapphire)主催招待制BO3大会
Gem Cup(BO3)
5-1(11-3)予選抜け Top Cut ベスト16
【構築経緯】
軸の決定
ガオガエンをカモにしつつ(あえて選出させる)、こちらのザシアンを通す構築が強いのではないかと考察。
相手のガオガエンの選出を誘導できれば〈伝説2+ガオガエン〉まで相手の枠をほぼ絞ることができ、こちらの選出をほぼ決め打ちできる他、相手のよく分からないポケモンの選出率を抑えることができる。
ガオガエンはGSルールで最も使用率の多いポケモンなのでその使い方も人それぞれ。オーガボルトやボルトランドのようにガオガエン来ないでオーラ満載の構築にも選出してくる人はいたことでしょう。(←逆にこういう構築にこそガオガエンを出すと勝てる。)それならいっそ相手にガオガエンを選出させてそれをメタした方が勝率が高いだろうと予想。来なかったら来なかったでザシアンが好き放題できるので良。
2月の予選に壁構築を使ったところ相手の禁伝のパワーが高すぎて壁が機能しなかったため味方を強化しながら高火力を相手に叩き込むのが強いと考察。
まず手助け+ダイジェットで環境にいるガオガエン(H252-B252↑)〜(H252- D適当)を倒せるポケモンを探す→命の珠を持ったイベルタル、レックウザ、サンダー(原種)、トルネロス、リザードンが該当。
ある程度の反撃にも対応できる耐久を持ち、悪戯心の影響を受けないイベルタルを採用。
並びの決定
・イベルタルの相方候補はグラードンやカイオーガなどがいたがその中でも1番強そうに感じたザシアンを採用。
・レジエレキに弱くなりそうだったため避雷針を持ち、手助けとエレキネットで幅広いサポートをこなせるライチュウを採用。
・威嚇+巨獣斬の受け先が欲しかったためガオガエンを採用。
・カイオーガに弱そうだったためゴリランダーを採用。
・残り1枠はザシアン、カイオーガを受けれて手助けやサイチェン等のサポートができ怪電波で詰めれそうなポケモンとして水ロトムを採用。(かなり迷走)
この並びを3月の予選に持っていくことに。
INC March使用構築
結果:1800から停滞
・グラザシにはかなり強かったが白バド軸トリルや壁、追い風に安定して勝てなかった。
・ゴリランダーを入れたからといってカイオーガに対して有利になるわけではなかった。
・ガエンのピンチベリーが活躍しなかった。
しかし、可能性は感じたのでこのまま練度を高めることにした。
INC April使用構築
4月期ランクバトル最終59位
・追い風に対しては追い風で対策、トリル、壁に対してはモロバレルで対策することに。
・ここで脱出アンコールエルフーンの強さと猫騙しを受けるターンに手助けジェットでガオガエンを倒しながら裏のザシアンを出してs上昇を乗せる動きが強いことに気づく。
・まさと何度もパターンを重ねてフレ戦をしたおかげで以前きつかった白バドパルキアに対して(体感)勝率95%で勝てるようになった。
・きつかったディアザシはやなぎに頼んでフレ戦して貰って正解を見つけれた。
・イベザシミラーはツクボウと無限に試行錯誤しあって正解を見つけれた。
みんなありがとな!!!!!!!
・黒バドエレキザシに安定して勝てず、これは当時プレイ練度の問題だと思ってしまっていてこれが失敗だった(後にレジエレキを採用することで解決した)。
5月PJCS予選
結果...敗退
使用...同構築
構築について話すことはないのですが自分は『プレイングが弱い分構築で補う』という考えをこの時点まで持っていて『プレイが弱いことを分かってるなら練習してプレイ強くした方がいい』ということにこの後気づきました。反省。
あと受け身にライチュウ使うよりレジエレキ使った方が強いという当たり前のことにも気付きました。反省2。
そしてこの後にレジエレキが入り、本構築が完成しました。長かった。
本題入ります!
やりたいこと
・手助け+ダイジェットでガオガエンをカモる
・特化イベルと特化ザシアンでのゴリ押し
【個体解説】
ザシアン@朽ちた剣
巨獣斬/聖なる剣/身代わり/守る
174(52)-244(252)-135(0)-×-135(0)-194(204)
・相手にミリ耐えされるのが嫌いなのでA最大特化。最初は準速だったがSを越される+耐久高いザシアンと当たる方が圧倒的に多いため必要最低限までSを落とした。
・Sはs+1で最速バナ抜き。フシギバナを上から倒すというより上を取られないことを意識。
・身代わりはこの環境におけるザシアンの技として巨獣斬、守るの次に強い技と思っていたため採用。ダイマターンを枯らしたりトリル構築に強く出れたりかなり仕事ができた。
イベルタル@命の球
悪の波動/デスウイング/熱風/守る
201(0)-×-116(4)-201(252)-118(0)-151(252)
・ダイマックス前提なのでイベルタルの技は悪の波動・デスウイング・熱風・守るで確定。
・ザシアンへの打点、ダイマオーガの遅延としてのダイバーンが偉い。ダイバーンをザシアンに打つメリットとしては守られなかったら倒せる他に、守られてもザシアンの巨獣圏内まで押し込めるということが強い。
・ジェット枠を暴風にしなかったのはダイマが切れた後に体力を回復する動きや、体力を回復してからダイマする動きが強かったため。
・悪波でワンチャン怯みを狙えるのも強い。
・控えめなのは臆病である必要があまり感じられなかったため(控えめでもs+1で黒バドを抜ける上にこうすることにより倒せる相手の範囲も格段に広がる)。相手が臆病イベルだったとしても基本こちら側が追い風を貼っていることが多く、気にならなかった。
・打開ダイマできたら9割くらい勝てる。
陽気252ザシアンのA+1巨獣斬を確定耐え(80.5%~95.5%)+球ダメ(84.8%~100.5%)
ガオガエン@オボンのみ
・フレアドライブはザシアンへの打点、捨て台詞と猫も必要なので確定。
・じごくづきはイベルタルが嫌うガオガエンのバークアウトや捨て台詞を牽制するため。
・Sを84に設定していたこともあったが同族対決で上を取れる場面がない&追い風下で100族の上から動く場面がないので82に。
・Bは元々145(適当)だったがランドのジェットでオボンがギリギリ発動しない(乱数)場面があり、少し落として143。
・いままでガオガエンの持ち物の中で1番練度の低い持ち物はオボンの実、という偏見を持っていたがこの構築においてはどの持ち物よりも強力だった。
エルフーン@脱出ボタン
ムーンフォース/追い風/アンコール/手助け
136(4)-×-105-129(252)-95(0)-184(252)
・猫騙しで止めてきたガオガエンに対し、手助け+ジェットで倒してからザシアンを出す動きが強かった。
・vs初手スカーフエレキ+ジェッターは大体追い風イベルの上から動いてくれるのでこちらのジェットが裏のザシアンに入りイージーを取れた。
・アンコールは裏から出して詰め役にもなれるよう搭載。脱出ボタンエルフーンにあまり搭載されてないということもあり、上位帯でかなり活躍した。ザシアンの身代わりと相性がいい。
・すり替えはザシアンがいるので入れるには弱いと思った。そもそも使う機会がない。
・ムーンフォースはマジカルシャインと悩んだがオーロンゲへの打点としてムーンフォースの方が強い盤面が多かった。
・後発で出すことはない。
無補正C252黒バドのアストラルビットWダメージ確定耐え
特化C252カイオーガの雨下潮吹きWダメージ確定耐え
モロバレル@バコウの実
イカサマ/怒りの粉/キノコの胞子/守る
219(236)-×-105(116)-105(0)-132(156)-31(0)
・白バドやトリル、オーロンゲに対して強そうだったので採用。
・イカサマはザシアンや白黒バドに対しての打点として優秀だった。
・トリル下でジェットを打っても白バドの下を取れるように最遅。
・イカサマを何度も吸うのでA0。
・TODで時間を稼げるように色違いに、配布韓国産バレルだと最遅かs50以上なのがバレるため自力色孵化。効果があったかは分からないが少なくとも全く取り組まないよりかは良かった。
(当初この枠はサイドチェンジやスピードスワップ、催眠術でサポートできるドータクンだったが催眠術しか打たなかったためモロバレルに変更)
無補正A252ザシアン(A+1)の巨獣斬を確定耐え
特化C252カイオーガの130ダイアイスを確定耐え(75.7%~89.4%)+霰(82.5%~97.0%)
レジエレキ@気合いの襷
10万ボルト/エレキネット/守る/破壊光線
155(0)-×-71(4)-152(252)-70(0)-252(252)
・相手の追い風構築に入っていると嫌なポケモン1位。初手エルフエレキで素早さで確実に有利取ってザシアンイベルで打開する動きが強かった。
・影のダイマアタッカー。vsザシオーガでダイマを切ることがあり、アタックが欲しい場面があるので破壊光線を搭載。正解だった。
・s+1最速100族の上からエレキネットを打てるのが強かった。
・他のポケモンもB寄りの努力値になってはいるがDLポリ2だったせいで負けた試合は4〜5ヶ月分全試合通して確実に無かったので「とりあえずDL対策でD寄りにしよう」と思い込んで考えもせず調整するのは間違いだと思う。
選出
vs
vs
vs
vs///
安定選出
初手はエルフーンで追い風か手助け、イベルは集中されそうなら守る、相手も追い風だった場合はそのままダイマを切って殴る。相手が初手に猫騙し持ちを出してきたら手助けを打つ。
イベルタルで裏まで削り相手が威嚇を回せない状況に追い込んでからザシアンとガエンのサイクルや猫+身代わりで暴れると強い。
vs
(or)
モロバレル出す余裕がない時はレジエレキを出していた。後半はほぼレジエレキ選出。
vs
相手がどれだけ上手くても安定択押してるだけで勝てる最有利マッチ。
手助けアークやジェット(ガエンに対してのみ)を駆使し相手にトリルを貼らせないことを意識する。アンコールやモロバレルは万が一貼られた時のための保険。
基本は大体イベルエルフだけで勝てる。
vs
初動はエレキイベルで突っ張るかエレキをガエンに引きながらイベルを守ったりする。
環境後半にイベルタルより遅いリザードンが増えてきたのは追い風だった。
vs
一旦相手にトリルを貼らせてミミッキュを削りトリルを切らせてから上からイベルザシアンで殴りまくる。負けません。
きつい相手
初手(両壁嫉妬の炎)+
相手の並びから嫉妬ロンゲまで読めないので当たったらしょうがない程度の認識。
(耐久極振りチョッキバクアイベル)
グライベ等なら並びでわかるので初手バレルで遅延して打開イベル通して勝てるが見たことない並びにこいつが紛れてるときつい。
個体数少ないので切り。キュワワー軸ならいける。
余談
WCS前のえりーぜさんとの練習にこの構築を持っていきました。そしてなんとDay2進出決めてくれました!ウオー!
自分の揺るぎない構築コンセプトとして、『強いポケモンしか構築に入れない』というものがあるのですがそれを形にできた上、自分だけでなく構築を渡したまさも結果を残せたので嬉しく思っています。
ここまで見てくれてありがとうございました!SVも頑張りましょう。おわり