【第2回PJCS予選】じぇ・ムーン【44位】

 

~special Thanks~

・はっくすさん(@otomati4912)

レギュFの間通話とか練習会とか情報交換とかしてた。でもはっくすさん強すぎて上位情報は殆ど提供されてた側だった。精進します。

・まさ(@masa83_poke)

NPAの選手としても選ばれてて、海外情報詳しくてかなり助けてもらった。

このブログも色々手伝ってくれた!

 

※予選抜け時点での記事です

フォーマット:レギュレーションF

【大会結果】

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レンタル

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1500帯 ○××○○○○○○○

1600帯 ○○○○×○○○○○

1700帯 ○○×○×○○○

 

【構築経緯】

目指していた構築テーマは「相性の逆転」

これがBO1において強いと考察。

極端な例を挙げると

”ゴリランダーに強い水オーガポン"

"トルネロスに強いエルフーン"

などである。

 

しかしいくら考えてもそんなポケモンは思いつかなかったので一旦保留。

 

〜環境予想〜

今回の予選で増えると考察したポケモンは以下の通り。

・挑発Sブーストハバタクカミf:id:purpletown:20240307004043j:image

モロバレルf:id:purpletown:20240307004054j:image

・カミライコスタンf:id:purpletown:20240307004127j:imagef:id:purpletown:20240307004124j:imagef:id:purpletown:20240307004121j:imagef:id:purpletown:20240307004129j:image

 

このポケモンや並びに絶対負けないことが予選を抜ける必要条件だと思った。

 

~軸の決定~

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前回予選前からガチクレセは回していて、型も立ち回りも完全に極まってしまったのでこの2匹は変えないことにした。

 

しかし次第に環境がガチクレセにとってかなり厳しいものになっていった。

 

予選で使うか葛藤したがこの2匹をメインエースではなく"囮”として再構築することにし、その上で一番強く使える方法を模索。

そこで目指していたテーマ「相性の逆転」が再浮上。

 

「単体での逆転」から「構築全体を使った逆転」へ

 

囮とは簡単に言うと選出誘導であり、この構築の場合強いポケモンの存在であえて特定のポケモンを呼ぶ選出誘導要員である。

そうすることでメタ範囲内を狙い打ちしやすくし、結果誘ったポケモンに対し有利を取ることができる。

そしてそれこそが目指していた相性の逆転の本質であると考察。

 

1月からガチクレセを回していて、どの並びのガチクレセを使っていても初手カミガエンから投げられることが多かった。

このことから環境に特定の構築へのメタが蔓延すると「その対象にはこう出す」といった既成概念が生まれてくると思ったのでそこを逆に利用することにした。

 

~並びの決定~

対スタンにおいてガチクレセに出されるポケモンはハバタクカミ、ガオガエンモロバレル、ゴリランダーである。まずここ全てに強いポケモンを探すことに。
最終的に決まったのが毒ビルドゴーグルコノヨザル。ハバタクカミに対してはA+1憤怒で大体ワンパンできるのでこれしかないと思い採用。

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スタンにコノヨザルを通すとなると障壁となるのはカミやライコ等の特殊ATやウーラオス。そこに強くするためモロバレルを採用。持ち物は元から使いたいと思っていたメンタルハーブを持たせた。

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このままだと初動が遅いので予選向きの構築にするべく火力&速度を兼ね備えた枠を入れることに。

suicaさんの予選抜け構築を回していたら当時レジアイス系氷パとディンラッシャが若干流行りだしていたこともあり炎オーガポンの環境への刺さりを感じたため採用。

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悩む残り1枠に欲しい要素としては以下の通り。

・炎オーガポンが構築で孤立気味なので相性のいいポケモン

・ガエンバレルを選出段階でより誘えるポケモン

ランドロスカイリューに強いポケモン

 
凍風でオーガポンをサポートでき、相手にフェアリー耐性テラスを切らせてから裏のガチグマで抜群をつく動きも狙えるだろうということでシナジーを感じSブーストハバタクカミを採用。

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並びが完成

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そしてこの時点で予選まであと5日を切っていた。並び、テラスなどの課題解決は焦って一気にしようとすると逆に上手くいかないので1つずつ結論をつけてクリアし、残るは努力値調整だがこれは大の得意分野なので構築を回し手応えを確認しつつ、自信の持てる調整に仕上げた。

 

【個体解説】

 

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ガチグマ

特性:根性
性格:勇敢
持ち物:火炎玉

実数値:236-176-147-x-112-49

努力値:H244 B172 D92

技:空元気 地震 剣の舞 守る

H...16n-4
火傷ダメと祈りの回復効率考慮

HB...パオジアンの陽気球氷柱落とし確定耐え

・Aは種族値の高さ、根性の補正、剣の舞の存在を加味し意地の無降り。

・ガエンゴリラのいない構築には大体出した。

・テラスはウーラオスや不意打ちに強くしつつ弱点が2つしかないフェアリーを採用。

・火力耐久が一般ポケモンの中でも頭一つ抜けていて、相手は基本止める手段があれば強い選出を歪めてでも動きを牽制したいはずなので選出を誘う囮としたのは今考えると1番正しい選択肢だったように思う。

逆転ポイント

HB寄りの耐久全振りにすることでガチグマが苦手とする交代読みやウーラオスに対して強く!

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クレセリア

特性:浮遊
性格:図太い
持ち物:ナモのみ

実数値:224-x-176-95-146-101

努力値:H228 B236+ D44

※S個体値23

技:三日月の祈り ムーンフォース

  手助け トリックルーム

様々な攻撃を複数回受けるので効率に全降り。

H...4n
S...下部に記載

・他に既にテラスを切っていると相手が安心して悪技を打ってくれる。

・メンハは個体数が多くケアをされたら損なので、汎用性は保ちつつ読まれないナモに。

・テラスは赫月意識で鋼。おまけでランドやカイリューへの詰めにもなる。

Sに関して本当は実数値103(準速赫月-1、S104ゴリランダーやイエッサン-1、S微降り80族抜き)が良かったが個体調達ができなかったため101で運用。

逆転ポイント

持ち物をナモの実にすることで悪ウーラオスの暗黒強打を耐えてムーンフォースでカウンター!

 

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コノヨザル

特性:負けん気
性格:意地っ張り
持ち物:防塵ゴーグル

実数値:217-176-102-x-111-116

努力値:H252 A196+ B12 D4 S44

技:憤怒の拳 ドレインパンチ

  守る ビルドアップ

A...大抵のガオガエンワンパンライン
S...大抵のゴリランダー抜き

本戦で調整が変わります。

・ガエンバレル絶対破壊マン。相手がガエンバレルを同時選出した瞬間勝ちが確定する。ガチグマを囮とした並びとしてはベストな選択肢だった。

・バレルが横にいてもウドハンやマジシャが通ってしまうのでテラスは鋼か毒となったが鋼はウーラオスのインファで縛られる上、イエッサン系には出さないということもあり毒に。

・ボディプレ系統にはこいつだけで勝てる。隣の祈りとか花粉で回復する動きめちゃくちゃ強かった。

逆転ポイント

ガチグマを動かしずらいガエンゴリラバレル系統に対して圧倒的有利に試合を進める!

 

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モロバレル

特性:再生力
性格:のんき
持ち物:メンタルハーブ

実数値:219-x-132-105-105-31

努力値:H236 B236+ D36

技:花粉団子 キノコの胞子

  守る 怒りの粉

HB...パオジアンの意地氷柱落とし耐え

・挑発持ちが増え、メンハバレルを使いたい衝動が収まらず使用。結果かなり強く、更に構築全体の火力が高いので挑発されたら即イージーウィンの動きに繋げられた。

逆転ポイント

メンタルハーブを持つことでモロバレルに基本有利な挑発持ちに対して逆に有利を取る!

 

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オーガポン

特性:型破り/面影宿し
性格:陽気
持ち物:竈の面

実数値:157-170-105-x-117-178

努力値:H12 A236 B4 D4 S252+

技:ツタこんぼう ウッドハンマー

  地団駄 ニードルガード

A...削り意識多め
B...テラスを切った後にゴリランダーの馬力耐え
S...Rキュウコン抜き

・ビート要因。上から高い圧力で残数有利を取りながら隣でトリルを貼る動きができる。

クレセリアと同居しているためか地団駄が読まれずかなり通った。(指があると思われた?)

逆転ポイント

炎テラを切られて一致打点が無くなっても地団駄でゴリ押し!

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ハバタクカミ

特性:古代活性
性格:臆病
持ち物:ブーストエナジー

実数値:145-x-96-177-156-178

努力値:H116 B164 C172 D4 S52+

HB...陽気ウーラオスの暗強耐え
C...削り意識多め
S...C+1

・調整に関しては火力耐久素早さ全て高水準でバランスが良く、sカミの結論と思っている。

・Sはオーガポンと同速で困るどころかカミの凍風が入ったことがオーガポンで抜ける範囲に入った指標になるためむしろ使いやすかった。

 

あとがき

構築全体で見たら命中不安がカミの凍風のみで、かつビートプランも入っているということもあり結果的に下振れを引きにくい構築にすることができた。

もし今後本番前に軸の練度は高いのに環境が苦しくなった、と思ったら軸を諦めるのではなく、視点を変えたり解釈を広げて見つめ直すというのも1つの策かもしれない。